痔の診察というと、お尻を見せる恥ずかしさや、どんなことをされるかという不安があります。
しかし、痔の診察で、お尻を見せることは必要不可欠なので、ここは開き直る気持ちが大切です。
初診では、まず問診の後、診察台に移って医師が肛門を診察します。
痔の診察時の体位は、いくつか種類がありますが、最近の主流は最も羞恥心を感じないで受けられる「シムス体位」が採用されています。
シムス体位は、左側を下にして横向きに寝て、上半身は少しうつ伏せにし、右ひざを強く、左ひざを軽く曲げた姿勢です。
診察は、医師が目で見て確認した後、指を肛門の中に挿入して肛門内の状態を確認します。
最後に、肛門鏡という器具を使って診察します。
場合によっては、電子スコープや超音波検査を使って診察することもあります。